経理業務を外注する事のメリットとデメリット

MARKコンサルタンツがお届けしている経理のコラム。今回は、経理業務を外注する事によってもたらされるメリットとデメリットについて考えたいと思います。

経理部門担当者の中には、コロナ禍によって経理業務を従来の運用スタイルから大きく変えなければいけない、という局面に立たされている方も少なくないでしょう。

緊急事態宣言などによって「会社で仕事を行う事」が当たり前ではなくなった今、経理業務全体を見直し、外注やデジタルサービスを上手に使い分けながら改善を図るのには良い機会ととらえる事もできるでしょう。

しかし、会社の心臓部とも言える経理業務を外注化するという事には、メリットもあればデメリットもあります。

経理業務代行、いわゆるアウトソーシングを利用することで、企業にどのようなメリット・デメリットがあり得るのか?また、外注先はどのような点に気を付けて選べば良いのか?をご紹介します。

経理業務代行サービスとは?

経理業務代行サービスとは、会社の経理業務を請け負ってくれる「経理業務に特化したアウトソーシングサービス」の事です。

創業したばかりの会社では、経理業務を経営者が兼務する事が多いです。また、家族経営の事業所では、経営者の奥様や親せきなどが総務、労務、雑用など様々な業務と合わせて経理業務を行っている事例を良く耳にします。

経理業務はその専門性からどうしても属人化、ブラックボックス化しやすく、往々にして「詳細が明らかにされていない」「不正行為があったとしても把握できない」と言うような数々の不安を抱かせます。

また経営者から見て「無駄な作業が多い」「ミスが目立つ」という不満があっても、替わる人材がいないためそのままの状態で、何年も改善を図る事ができないような中小企業経営者からの悩みを聞く事も少なくありません。

そして、このような事例においてほとんどの場合、経理業務を行っている担当者側も煩雑な事務処理やその責任の重さにストレスを抱えています。

こうした状況の改善に役立つのが「経理業務代行サービス」です。経理業務代行サービスは、コストを抑えながら、専門性の高い業務を正確にこなしてくれる心強い存在だと言えます。

経理業務代行サービスの内容

では、具体的にどのようなサービスなのでしょうか?

「MARKコンサルタンツの経理業務支援サービス」は、大きく以下の3つに分類されます。

  • 経理コンサルティング
  • 経理部長代行(経理部長アウトソーシング)
  • 経理業務代行(経理業務アウトソーシング)

経理コンサルティング

経理コンサルティングは、経理業務全体を経験豊富な専門家が診断し、その会社に最適な経理業務のあり方をご提案します。

経理部長代行

経理データを厳正にチェック、管理します。そして経営者の欲しい情報を期限通りに伝達します。

経理部長が責任者として担う役割を、専門家に委託するスタイルになります。これにより経営者は社長業に専念することができます。

経理業務代行

経理業務代行は、経理部員が日常的に行う帳簿作成業務や請求書管理業務、入金確認業務など日々のこまごまとした経理業務を部分的に外注する方法の事です。

どのサービスを使うべきか?

どのサービスを使うべきかについては、「何を外注したいか?」によって判断するのが良いと思います。

  1. 現状を把握して、何を改善するべきかを明確にしたい場合 → 経理コンサルティング
  2. 経営陣が常に経営状況を正しく把握し不正を生じさせないようにしたい場合 → 経理部長代行
  3. 日々生じる細かい事務作業の負荷を軽減したい場合 → 経理業務代行

経理業務代行のメリット

経理業務を外注化する事によって考えられるメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

人件費が削減できる

経理業務外注化の最大のメリットは、人件費の削減です。

経理スタッフの能力に関わらず人材を1名雇用する事で、給与や諸経費の発生に加えて労務管理や福利厚生など様々な派生的コストが発生します。これらのコストをダイレクトに削減できることは経理業務外注化の大きなメリットであると言えるでしょう。

また、採用担当者の人件費や人材育成にかかるコスト、研修費用といった二次的なコストを削減する効果もあります。

人材に関するリスクが軽減できる

経理業務の外注化によって、人材不足の解消や担当者の退職リスク軽減といった人に関する課題の解決が図られることも大きなメリットです。

経営者の中には「外注化=コストUP」と考えてどのような業務も内製化を図ろうとする方が見受けられます。しかし、ミスなく経理業務をこなすスキルを持った優秀な人材を確保する事は容易ではありません。また、優秀な人材には業務が集中しやすく結果的に急な退職で混乱が生じると言ったリスクもありますが、経理業務を外注化しておけばこのような事態に陥るリスクを大幅に軽減する事が可能になります。

業務時間が短縮できる

専門家が経理業務に関わることで、自社内で業務を行うよりもスピーディーで正確な事務処理が可能になります。

そして、分からないことや困ったことが発生した時にすぐに専門家にアドバイスをもらえる体制が整うことで、経理担当者の時間的・精神的負担が減り、働きやすい職場環境の整備につながります。

機密情報を保護できる

同族(ファミリービジネス)の中小企業の中には、従業員に会社の財務内容や給与の情報を知られたくないため、社長の妻などの親族だけで経理を担当しているというケースが少なくありません。

このような事例では、信頼できる第三者と秘密保持契約を締結したうえで経理業務をアウトソーシングすることで、情報漏洩の心配から開放されるというメリットが得られます。

経理業務代行のデメリット

経理業務を外注化する事で生じるデメリットもあります。

経理のノウハウが育成されにくい

経理業務を外注化する事で生じるデメリットのひとつとして、経理業務をアウトソースすることにより、社内で経理のノウハウが育成されにくいという点が挙げられます。

ポイント 1

MARKコンサルタンツの経理業務支援サービスでは、経理担当者の交代時に新旧担当者間の業務引継ぎの席に立ち会ったり、あるいは業務の流れを文書化しマニュアル作成をサポートするなど様々な角度から、積極的に社内の経理人材育成を支援しています。

コスト高になる場合もある

業者選定時に、外注費の上限を明確にしておくことが重要です。あの業務も、この業務も…と様々なオプションを追加した結果、従業員1人の雇用コストを上回る外注費が発生する事もあります。

ポイント 2

MARKコンサルタンツの経理業務支援サービスでは、事前に予算も含めたコンサルティングを行い、各社のニーズやご要望に合わせたカスタムメイドの外注支援策をご提案しています。

メリットとデメリットまとめ

メリット
  • 人件費が削減できる
  • 雇用に関わるコストを削減できる
  • 採用担当者の人件費や、人材育成・研修費用といった二次的なコストを削減できる
  • 退職などの人材流出によるリスクを軽減できる
  • 業務時間が短縮できる
  • 機密情報を保護できる
デメリット
  • 社内で経理業務のノウハウが育成されにくい
  • コスト高になる場合もある

MARKコンサルタンツの経理代行サービスについて

弊社では、業務改善コンサルティングを行う中で、課題解決策の一部として業務のアウトソースの必要性が生じた場合には、自動化等の手法も取り入れながら一部の業務を請け負うと言った対応を取らせていただきます。

そのため、原則として仕訳業務や請求書発行業務といった単純な作業のみは承っておりません。

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